産地焙煎 vs 現地焙煎?ブラジルの「本場の味」を日本へ届ける、ボン・ジーアのこだわり

産地焙煎 vs 現地焙煎?ブラジルの「本場の味」を日本へ届ける、ボン・ジーアのこだわり

Bom dia! ブラジル・ミナスジェライス州出身のジョンちゃんです。

皆さんはコーヒーを選ぶとき、「どこで焙煎されたか」を気にしたことはありますか?

最近の日本では、世界中から届く「生豆」を国内のロースターさんが自家焙煎するスタイルが主流ですよね。街角から漂う焙煎の香りは、日本のコーヒー文化の素晴らしい一面です。

でも、ブラジルでコーヒーの香りに包まれて育った私には、どうしても皆さんに伝えたいことがあります。それは、「産地でしか引き出せない、魔法のような鮮度と味わい」についてのお話です。


1. 海を越える「生豆」が直面する、過酷な旅

日本で流通するコーヒーの多くは、麻袋に入れられ、巨大なコンテナで40日〜60日もの時間をかけて海を渡ってきます。

実は、この旅は繊細なコーヒー豆にとって非常に過酷なものです。

  • 激しい温度変化: 日中のコンテナ内は70℃近くまで上がり、夜には15℃まで急降下します。

  • 湿気の影響: 密閉された袋の中で豆が「汗」をかき、本来のフレッシュな酸味や甘みが失われ、平坦な「木の枝」のような風味になってしまうことも少なくありません。

農場では生き生きとしていた新鮮な豆でも、どんなに優れた技術を持つ焙煎士でも、ロースターの手に届く前に、旅の途中で「元気を失ってしまった豆」の輝きを取り戻すのは、実はとても難しいことなのです。

2. 「産地焙煎(Roasted at Origin)」という贅沢

一方で、私たちBom diaが大切にしているのは、ブラジルの農園のすぐそばで焙煎するという贅沢な選択です。

なぜ、産地で焙煎することにこだわるのか? それは、「その豆を誰よりも知るプロ」が仕上げるからです。

「10月に雨が多かったから、今年の豆は少し密度が高い。だから火の入れ方をこう変えよう」

ミナスジェライスのロースターたちは、その年の土壌、微気候、天候を肌で感じながら、何世代にもわたって受け継がれてきた直感と科学的なデータで焙煎を調整します。豆の細胞が最も活力に満ちている状態で、その個性を最大限に引き出す。これこそが、産地焙煎の強みです。

3. ブラジルから日本へ

「でも、ブラジルで焙煎したら日本に届くまでに酸化しちゃうんじゃ…?」 そう心配される方もいらっしゃるかもしれません。

ご安心ください!Bom diaでは、焙煎したての鮮度を保ったまま、みなさんにお届けできるように、下記のような方法で日本まで輸送しています。

  1. 窒素充填: 焙煎直後の豆を、特殊なパッケージに封入。開封するまでの酸化を最小限に抑えてます。

  2. 空輸便:便ではなく航空便で日本へ輸送しています。


4. 最後に:どちらのコーヒーにも、物語があります

もちろん、日本国内で丁寧に焙煎されたコーヒーにも、素晴らしい魅力がたくさんあります。近所のロースターさんが世界中の豆を独自の感性でブレンドし、芸術的な一杯へと仕上げるプロセスは、多様なコーヒー文化を楽しむための素晴らしい機会です。

一方で、「世代を超えて磨き上げられた、ブラジルの真の味わい・最高の一杯」も、ぜひ一度体験していただきたいです!

ブラジルで育った私やブラジル豆農家や焙煎士にとってコーヒーは、単なる飲み物やビジネスではありません。幼い頃、家族や友人と食卓を囲んだときにいつもそこにあった、「愛」と「日常」の象徴です。ミナスジェライス州南部(スル・デ・ミナス)の農園で、土に触れ、天候を読み、一粒一粒に情熱を注いできた農家たちの思い。その最高の一杯は、産地と深くつながる農家や焙煎士だからこそできる、唯一無二の作品です。

完璧な環境で焙煎されたコーヒーは、一口飲むごとに、あなたをブラジルの眩しい太陽の下へと連れ出してくれるはずです。いつもとは少し違う、ブラジルの魂(ソウル)が宿った一杯を、ぜひ体験してみませんか?

Obrigado!