家族の手だけで、世界3位へ。
ブラジル・ミナスジェライス州プラチーニャ。Fazenda Chapadão(ファゼンダ・シャパダォン)は、家族だけでスペシャルティコーヒーをつくる農園です。
この農園にとって、家族の伝統は単なる家族史ではありません。進化し続けるための、土台そのものです。栽培から一杯のコーヒーになるまで、すべての工程を自らの手で丁寧に手がけてきた一家。従業員は一人もいません。運営は家族だけ。効率と、細部への目配りを、いつも大切にしながら、30年以上、受賞と品質の歴史を積み重ねてきました。
「私たちは人手は多くない。でも、ずっと同じ手で愛情を込めて作り続けている。」
彼らの判断の軸は、とてもシンプル。どんなに品質を追い求めても、この土地の魂を犠牲にはしない。サステナビリティは、言葉ではなく働き方そのもの。土を潤す水を守り、生き物の多様性を守り、Chapadão のコーヒーに個性を与えてくれる自然のバランスを守ること。

90点以上は、世界最高峰。めったに出ない驚異的な完成度のコーヒーです。でも彼らにとって、これはゴールではなく「成長の道のりにおける大切な一歩」。真の褒賞は、「家族、環境、そして新しい挑戦が重なった時に、特別なコーヒーは生まれる」という信念に忠実であり続けていることだと言います。
「コーヒーは、土地と人と想いの、生きた表現だと思っている」


カチグア Catiguá
パライーゾ Paraíso
トパージオ Topázio
精選方法はすべてナチュラル(天日乾燥)。各ロットの詳細(区画・乾燥記録・水分値・フレーバーチャート)は豆のページに掲載します。4品種とも2026年11月ごろに同時入荷の予定。残り3品種のページは、プロフィール情報が届き次第、同じ形式で公開します。

この日、私は父と一緒に朝から農園へ。迎えてくれたのは、お父さんのシロさんと、息子のロドリゴ、グスタボ。まず畑を案内してもらい、家族と農園の歴史を聞かせてもらいました。話を聞くほどに伝わってくる、この仕事と、この豊かな土地への愛。自然と、家族と、コーヒーへの情熱が、言葉のひとつひとつからあふれていました。
朝の終わりに、淹れたてのコーヒーを出してもらいながら、輸出の話。正直に言います。今まで飲んだ中で、一番おいしいコーヒーのひとつでした。昼前には「うちで一緒にお昼を食べていきなさい」と誘われ、ミナスジェライスの家庭料理をいただきながら、このコーヒーをどうやって日本の皆さんに届けるか、家族みんなで語り合いました。
一杯のコーヒーの向こう側には、“同じ手”で守り続けてきた家族の時間がある。シロさん、ロドリゴ、グスタボ、そしてご家族のみなさん、心からありがとう。また必ず農園を訪ね、長く続くパートナーシップを一緒に育てていきます。Obrigado!
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